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しばらく悟郎と話をしていたら
真琴がこっちにやって来た。
それに続いて龍と信也もやって来る。
「なぁみんな……
俺、運命の出会いしたかも……」
龍が深刻な面持ちで語る。
「へ~っ、どんな娘なんだ?」
「男口調で気の強い黒髪の2、3歳
歳上の女の人!」
「「「「へ~っ」」」」
龍は黒髪好みだな……
ちなみに悟郎は茶髪ショートが好みで、
俺は若干パッツン気味のロング、
信也はロリならOK、真琴は瑠奈ならOK。
「まっ、未亡人なんだけど」
「「「「えっ……?」」」」
み、未亡人……?
19~20歳だろ?
彼女いない歴=年齢には
ハードルが高すぎないか?
「あと、いつも隣に
ボディーガードがついてるな。
いつもふたりで、
『義理』とか『指つめ』とか話してる。
あ、あとボディーガードはその女の人の事
『姐さん』って呼んでるな」
義理……指つめ……姐さん……?
男口調で気が強い……?
しかも未亡人?
えっ?いや、えっ?
それは……まさか……
手を出してはいけない人では?
「『指つめ』ってなんだろ?
指をどこかに詰まらせちゃったのかな?
……あっ!だからあのボディーガードの人!
手袋の下の左手の小指が無かったんだ!」
「……なぁ龍。きっとそれで合ってる。
でもその女には手を出さない方がいい。
その人は恋愛上級者でも全力で
尻尾巻いて逃げるレベルの女の人だ。
マジでやめとけ。マジで」
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