バレンタインデーってなんだかんだいって楽しみだよね?

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疑いも晴れたところで、 俺は幸村について行くことにした。 2-B、つまり瑠奈のいる教室に行くらしい。 「あ~っ、チョコ食いて~」 隣を歩く幸村に気づかられないように 横目でチラチラ見ながら言ってみる。 「アンタいっぱい貰ってるでしょ?」 幸村は1+1=2を答えるように さらっと答えた。 「バカ言うな。俺が貰えるわけが…… 『あっ、優樹くんチョコ食べたいとか言ってなかった?もしよかったらこれ食べて?』 ……うん。ありがとう。嬉しいよ…… あっ、うん。またね…… ……あ~、チョコ苦手なんだよな……」 「アンタさっきから言ってる事が 嘘ばっかりよ?ボロボロよ?」 幸村の目が見れない。 ……よし、はっきり言ってやろう。 「幸村、チョコくれ」 「なに言ってんの? アンタいっぱい貰ってるでしょ? 私は見返りのある事しかやらないの。 だからわざわざ非リア充の名簿手にいれて、 見返りのありそうな奴ピックアップして、 業務用チョコレートを必要分だけ買って 必要最小限の資金でやりくりしてるの。 わかる?アンタにあげる分なんてないの」 「知るか。俺はお前のチョコが欲しい。 10倍にして返すからくれ」 「アンタ恥ずかしくないの?」 恥忍んでやってんだよ!!
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