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俺と幸村は瑠奈のいる2-Bの前に到着した。
主に俺のせいで立ち止まったりしたり、
立地条件の関係で俺たちの2-Cとの間に
階段、トイレがあるために本来より少々時間がかかってしまった。
……といっても1、2分だが。
教室のドアは開けっ放しで、
俺と幸村は陰に隠れて中の様子を見てみた。
「んで?誰に渡すんだ?」
「下村 慎太郎っていう男。
この顔面偏差値、中の下の、
自己中、傲慢、空気が読めない上に
ヤンキーぶって調子乗ってるくせに
上には楯突かないクラスの嫌われ者」
「もう下村フルボッコだな……
あと顔面偏差値なんていう
残酷な偏差値作らないで……」
下村か……そういえば……
「あいつ確か学校サボって
仲間とコンビニからう○い棒買い占めてくるとか言ってたぞ?」
「えっ?マジで?
というか何故うま○棒?」
「なんか父さんが高校生の時、
そういうイベントがあったらしい」
「意味がわからない……」
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