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「で、話は戻るけど真琴のことだけど……」
「……まぁ変わったよな」
「昔なんて
四六時中目が血走ってたのにね~」
「俺のガキの頃を中二病、中二病言うけど
同じ時期のアイツ、最高に狂気染みてたからな。
昔あっただろ~?
飼い犬が解剖されて家の扉に
貼り付けられたって事件。
あれ絶対真琴だぜ?
泣いてる家族見て笑ってたもんアイツ」
「……うっわ~
ホントよく変わったね~」
「リア充になると人間変わるのか?」
「まぁ瑠奈の存在が特に大きいんだろうね。
……正直妬いちゃうな~」
「初恋の相手だもんな~」
「まぁそんな感じかな?
はぁ~リア充修羅場になれ」
美咲はボソッと呟いた。
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≪その頃……≫
「「いただきま~す」」
「……おい、真琴くんよ?
なぜ平然とうちの家庭に溶け込んでる?」
「なにを言ってるんですかお義父さま?
僕はこの家族の一員ですよ?」
「すげ~な君は。
的確に人をイラっとするさせる」
「まぁまぁ、お父さん。
私たち健全なおつきあいしてるから大丈夫」
「瑠奈さんとはケンカも無く
仲良く過ごさせていただいてます」
「そうなのか?でも瑠奈がこの前真剣に悩んでる様子だったからケンカとかしたのかと思ったんだが……」
「あっ、大丈夫。
生理が来なくて焦ってただけだから。
この前ちゃんと来たからもう大丈夫」
「おい……瑠奈……」
「……おい、待て。
なぜ生理が遅れて心配する必要がある?」
「「……………」」
「お前らそこに正座しなさい」
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