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≪その頃……≫
「いやーヤバい日に限ってゴムって破れたりするんですよ。んでそういう時に限って生理が遅れたりするんですよーわかります?」
「わからん事もないが、俺が怒っているのはそういう事じゃなくてだな……」
「えっ?それ以外の何に怒ってるんですか?
あっ、行為自体の事を怒ってるんですね。
本当に申し訳ありませんでした。
……あれ……?
いやでも……お義父さんって
学生の頃に駆け落ち……
……あっいやなんでもないんですよ?
忘れて下さい?」
「うわ!驚いた!
俺、怒る資格が全くねぇ!?
やべ、秋奈の親父さん
こういう気持ちだったのかな!?
なんかスゲー謝りたくなってきた!?」
≪~~~~♪≫
「ん?兄貴から電話だ……はいもしもし?」
『ま、真琴……助けて……
腹が痛い……身体が熱い……
吐き気がする……めまいがする……
血便が出た……死ぬ……
マジで……早く帰って来て……』
「……あのーお義父さん?
申し訳わけないんですけど
帰ってもいいですか?
兄貴がマジで死にそうなんです」
……翌日、
優樹、悟郎、龍、信也は
原因不明の食中毒により学校を休んだ。
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