粘着質でエロいストーカー兄弟

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そんな日々も少しずつ変化していく…… まず部屋の何もないところで なぜか躓くようになる。 なにかを踏んで 足の裏を怪我するようになる。 そしてある日、 疲れていた私は風呂上りに 父さんと話す事なく寝室に入って 布団に潜った。 するとリビングの方から 話し声か聞こえてくる。 父さんと……女の声。 「新発明をした!これからはふたりで楽に生活できるようになるぞ!」 父さんは誰かに自慢しているようだった。 私は嬉しくなった。 ここで私は話し相手が 誰なのか気になるようになる。 私は起き上がって襖の方に歩く。 なぜかその足は震えている。 襖の前に着いた。 でも襖を開ける事ができない。 手が震えて力が入らない。 だから私は襖に耳をつけて ふたりの会話を盗み聞いた。 どこかで聞いた事がある会話。 どこかで聞いた事がある女の声。 そして私はその声の正体に気づいた。 その声は…… 私自身のものだった…… その瞬間、周りの風景がガラリと変わった。
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