7526人が本棚に入れています
本棚に追加
『ありがとうございま~す。
……さて、じゃあ詩織ちゃん。
話を続けようか?
その子の事好きなの?』
よかった。
流石に店員さんが来たから
話を一時中断していたみたいだ。
ニヤニヤしながら答えを待つ瑠奈。
それに対して幸村は……
『それは……ないわ……
無理よ。無理なのよ……絶対に……』
……苦しそうだった。
残念な気持ちより胸に何か重い物が
乗っかったような感覚に襲われた。
苦しいけど、なぜか気合いが入る。
なにかしなくちゃと思ってしまう。
「真琴……俺、やべーかも……」
「どうした?バビ語も女口調も使わずに。
やべえってお前の人気の事か?
なんなら主人公変わってやろうか?」
「今そんな話してなかっただろ!!?
そんな雰囲気じゃ無かっただろ!?
つーかメタ発言やめろ!!」
「安心しろ。『あいつはぶっ飛んでいる』
改め『主人公の弟~ダークネス~』は
俺が手提げ鞄と責任持って引き受けてやる」
「やめろって言ってんだろ!!?
……つーかあれ?なんでダークネスって
中2病なネーミングなのに半端なく
ヤラシイ感じがするんだ!?」
「R-50」
「対象年齢高けぇ!!」
「80歳になった真琴と瑠奈が繰り広げる
生々しくエッチなドタバタラブコメディ♪」
「見たくねぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!」
最初のコメントを投稿しよう!