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「……んで？なんのようですか？
この屋上から鼻フックでバンジーでもしてくれるの？」
「お前は俺に何を求めてるんだ……？」
鼻フックでバンジーか……
……笑える絵だけど後がエグいな。
「単刀直入に言うと、俺はお前と友達になりたいのさ」
「イヤ」
おおう！即答！
これは心に響くねー！
「よし！じゃあ理由を聞こうか」
「ムカつくから」
響くねー！ガンガン響くねー！
……正直もう泣きそうッス。
「アンタ見てるとムカつくの。
顔見れば大抵の人間はどういう人間かすぐにわかるわ。アンタは顔もいいし才能に溢れてる。
親に可愛がられていたのは目に見えてるし、
回りに人がいなかったことなんて一度もないっていうのもよくわかる。
なんでも欲しいものはすぐに手に入る。
常に順風満帆。幸せで溢れてる。
………………ムカつく」
お、お、おぉ～
めちゃくちゃ言われてるけどなんも否定できねぇ……
幸村の表情は苦しそうだ。
……多分昔になんかあったんだろう。
そんな奴に言い返す言葉……ないな。
「……さて、なんか言うことある？」
『ないっす』……とはプライドが言わせてくれないし……
…………よし！開きなおろう！
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