学問を修めるから修学旅行なんだって。…そんなもん知るか

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≪優樹視点≫ 正直、ゲロを吐きつけられた時は キレかけたが、理由を聞いたら なにも言えなくなった。 まぁ俺のせいでアイツ達も苦しんだんだ。 これでイーブンでいっか。 「悪かったな。迷惑かけて」 「いや、こっちこそ。 一時の怒りで悪いことした」 信也がそう言うと他の3人も軽く頭を下げる。 よし、これで解決っと。 「それよりお前ら大丈夫か?」 「「「正直動きたくない……」」」 「だろうな」 真琴、龍、信也がもはや重力さえも辛そうな様子で言った。 悟郎はさっき吐いてスッキリしたのか 辛そうではなさそうだ。 だか吐き出したラーメンの麺が 鼻と喉の間に絡まって取れないようで 気持ち悪そうな様子だ。ざまぁ。 「悟郎。漫画貸してくれ」 真琴が手招きしながら言う。 それに俺、信也、龍も便乗し、 俺たちは読書タイムに入った。 ・ ・ ・
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