俺はあいつを笑わせたい!

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・ ・ ・ 「真琴は役にたたないみたいだから自分で幸村を観察して喜ぶ事を探そうと思う!」 「アレの分も俺からお願いするわ。 お願いだから死んでくれ」 なかなかに酷い事を言いやがる。 しかし正直、滑ったのはわかっているからこうやって照れ隠しするしかないわけだ。 「優樹!恋愛マスターの俺の事忘れてるぜ!」 馬鹿(と書いて悟朗と読む)がなんかほざいてやがる。 「お前からそういうアドバイス受けるくらいなら壁からアドバイス受けるわ」 「酷くね!?つーか壁からなにを学べるの!?」 「絶対に動かない意思」 「確かに学んでる!?」 というわけで悟朗は無視。 俺は前を向きながら背後に集中して幸村の動向など全てを観察し始める。 ≪ぐぅ~~~~≫ 後ろから腹の虫が鳴く音が聞こえた。 ……間違えなく幸村だ。 確認のため後ろを向いてみたが、 幸村はうつぶせになったままで 様子は全くわからなかった。 ……腹減ってるのかな? .
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