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「もぐもぐもぐ……うん普通にうま……
なっ!なんだ!?体の中で何かが暴れて!?痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
……なんだこの新感覚!?
なんだこの内側からの痛みは!?新しい!
ヤバイ、サイコー!!!!
気持ちイイぃぃぃぃぃぃ!!」
あまりにもキモかったので、
真琴が悟朗を踏みつけ始めました。
「これは無理だな……」
俺は悟朗を無視して真琴に話しかけた。
真琴も悟朗を踏む足に力をいれながら返事をする。
「そうだな。俺としては逆に出してもらいたいところですけど」
と、言いながら真琴はトレイに残った最後の一個のから揚げ(?)を箸で刺した。
すると「ギャァァァァァァァァア!!」とこの世の終わりのような悲鳴をあげ、から揚げは音を出さなくなった。
さらに場の空気が凍りついた。
「これじゃ絶対に笑わせられないな……」
「素敵な苦笑いを見せてくれそうだ」
「それは見慣れてる」
「だな」
「よし!こうなったら最終手段だ!
真琴!龍と信也を授業が終わったらすぐにここに来るようメールしてくれ!」
「自分でやれ」
「……そうします」
しかし……これは俺たちにとって始めての試みだ。うまくいくかな……?
いや、俺たちならきっと面白くできる!
本当は正直、楽しみで仕方がない!
「ふっふっふ……」
俺はひとり笑っていた。
「あぁっ!真琴!もっと強く踏んで!
キタ!内側からの痛み外側からの痛みが痛みを倍増!痛みのサンドイッチだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
これぞ痛みの新☆境☆地!!
あぁ!くる!きちゃうのぉぉぉぉぉ!
……キターーーーーーーーーー!!」
笑えなくなりました。
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