俺はあいつを笑わせたい!

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・ ・ ・ 龍 『大きい方がいいに決まってんだろ!?』 信也 『自己主張の少ない控えめな胸の方がいいに決まってる』 悟朗 『おっぱいならなんでもいいじゃん!』 優樹 『かたち崩れてたらなんかイヤじゃん!?』 それからバカたちは 胸についてで討論を始めました。 ……全校放送なの忘れてるの? 悟朗 『こうなったら!神に聞こう!』 優樹、龍、信也 『『『……神?』』』 悟朗 『優樹と真琴の親父さん』 優樹、龍、信也 『『『あぁ~~~』』』 悟朗 『じゃあ優樹、親父さんに『おっぱいはなにで選ぶ?』ってメール送ってみて!』 優樹 『いいぜ。白黒つけようじゃねーか』 ……親によくそんなこと聞けるわね。 優樹 『…………よし、送信完了!』 龍 『なんてくるかな?』 真琴 『いや、親父はお袋としかつきあった事がねーんだし、『母さん』とかだろ。どーせ』 信也 『そういえば真琴はなにで選ぶの?』 優樹 『そうだ。俺も言ったんだし言えよ』 悟朗 『言っちゃえよ』 龍 『ゲロっちゃえよ』 真琴 『俺は全校放送でこんな会話できるほど肝の座ったポテンシャルしてないからイヤだ』 優樹、悟朗、龍、信也 『『『『…………………』』』』 どうやらやっと 自分のした事に気づいたようだ。 見なくても顔が青ざめている様子が目に見える。 悟朗 『……やめよっか?』 龍 『そ、そうだな。やっべ~普段のテンションで話しちまった』 信也 『いや、俺たち普段はこんなのじゃないし?』 優樹 『そうそう!ネタだよな!?ネタ!』 そのフォローは手遅れすぎる。 優樹 『さて!じゃあ気を取り直して…………』 真琴 『どうした?兄貴?』 優樹 『父さんからメール返ってきた……』 信也 『んで?神はなんだって?』 優樹 『ただ一文字………… 『味』 ……って返ってきた』 真琴、悟朗、龍、信也 『『『『一生ついて行きます』』』』 ……学校中で『一生ついて行きます』という男の声が聞こえました。
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