あいつはぶっ飛んでいる

俺はあいつを笑わせたい！

真琴
『だめぇ……やめてぇ……』

優樹
『じゃあやめてやるよ』

真琴
『…………えっ？』

優樹
『どうした？やめて欲しかったんじゃないのか？』

真琴
『……………』

優樹
『じゃあ、戻ろうか？』

真琴
『……………さい』

優樹
『ん？なんだって？』

真琴
『……続けてください』

優樹
『ふーん。続けて欲しいんだ？
じゃあなにをどうして欲しいか言ってみ？』

真琴
『そんな……』

優樹
『言わねーと続きしねーよ？』

空白の時間が訪れる。
まさか……言うのか……？

あのプライドの塊が？

真琴
『俺の…………

≪お前たち！！勝手なことをするな！！
早く生徒会室から出てきなさい！！≫

…………よし、駄演終了』

……どうやらさすがにこれは先生が止めにきたようだ。

学校中から男女構わず舌打ちが聞こえた。

…………末期だ。この学校。

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