俺はあいつを笑わせたい!

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龍 『やべぇよ!怒られる!』 信也 『マズイな。確実に生徒指導室行きだ』 悟朗 『窓から逃げるぞ!』 いや、逃げたところでいつか怒られるでしょ? そんなことも考えられないの?バカなの? 優樹 『違げぇよ!俺たちはイヤなことは後回しにしたいタイプなんだよ!』 返事された!? 真琴 『……いや、窓から逃げるのはダメだ。 多分すでに先生たちが待機している』 龍 『じゃあどうすれば!?』 真琴 『……俺に考えがある。 悟朗、龍、信也。お前たち三人で一斉に扉を開けろ』 信也 『なんだかわかんねーけど…… よし!真琴を信じよう!』 悟朗 『よし!せーので開けるぞ』 悟朗、信也、龍 『『『せーの!!』』』 ≪ガチャ!≫ 優樹、真琴 『『せんせーい!僕たちこいつらに無理やりやらされましたー!』』 悟朗、龍、信也 『『『テメェらぁぁぁぁぁ!!』』』 真琴 『まぁ、怒るな。考えてみろ。 5人が苦しむよりも、苦しむ人数が3人の方が平和的でいいだろ?』 優樹 『そうそう、俺たちの分も苦しめ。 俺たちはすでに十ニ分に苦しんだ』 悟朗 『なんて自分勝手な理論だ!?』 龍 『先生!あいつらが言ってるのは嘘です!』 信也 『そうです。俺たちはあいつらに巻き込まれたんです』 優樹 『違います!巻き込まれたのは俺たちです!』 真琴 『そうですよ先生。考えてみて下さい。 容姿端麗、文武両道、そしてこの学校の生徒会副会長を任されるほどの人格者である兄貴と、いつも問題ばかり起こすこいつら。 ……先生はどっちを信じるんですか?』 先生 『……織田、坂本、伊東。着いて来い』 信也、龍、悟朗 『『『えぇっ!!?』』』 なんてふし穴な目をしてるんだ…… ……あの先生は………… .
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