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「はっはっはっ!
……美咲さん!なにを言ってるのかな?」
「ん?優樹はバカだっていうこと」
こ、この女……
仮にも好きな相手になんてことを……
しかし俺は大人な男だ。
ムキになるのもいけない。
「あのな?美咲?俺はな、
中学にしてセンター試験の問題を9割越え、非公式とはいえ、家でこの国で一番賢い、帝都大学の試験で合格点を軽々叩き出し、さらに高校に特待生入学した、いわゆる天才だぜ?
この前、学校で受けた○台模試だって、普通に受けて龍の2倍に更に12足した偏差値80を軽々と叩き出した。瑠奈でさえ偏差値76の模試でだ。さらに帝大模試では数学で偏差値100を叩き出した。
……どう?わかった?」
俺は自信を持って美咲に問いかける。
ちなみに偏差値100は嘘。
本当は102だ。
「うん。優樹がどれだけ自分に自信を持ってるかわかった」
本来の意図とは違うものを理解されてしまったが、否定はできないので言及はしない。
それに美咲ももうわかってくれたはずだ。
だから俺は強気な態度で美咲に問う。
「まぁつまりだ。俺は~?」
「バカ」
バカな!?
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