幼なじみは近くて遠くにいるという

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「よし!ありがとう!父さん!」 「おう!いいってことよ!」 とりあえず礼だけ言って電話を切る。 きっと今、父さんは清々しい顔をしてるんだろーなとか考えて少し笑う。 ありがとう父さん! おかげで自信がついたよ! ・ ・ ・ 「あっ、優樹。遅かったね」 「あぁ、父さんに電話してたんだ」 「へ~っ、なにを?」 「内容は省略して結論を言うと、 俺はまだまだバカではないって事がわかった」 「……ダメだ。この子、バカの英才教育受けてる……」 聞こえなかった事にした。 .
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