幼なじみは近くて遠くにいるという

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……優樹覚えてなかったかぁ~ 『ふぅ』とため息をつく。 ……まぁ、それが優樹らしいんだけど。 気を取り直して望遠鏡を木星に照準を合わせる。 ……もしかしたらこの事を優樹に思い出させたらつきあってくれるのではないか? なんだかんだいって優樹は責任感強いからもしかしたら………… 「…………うんん、それは違うよね?」 それじゃ優樹の意志がない。 そんなの優樹がかわいそう。 ……私は優樹に自分を好きになってもらってつきあいたい。 「くぅ~っ……よ~しっ! 明日からも頑張るぞー!」 伸びをしてから決意表明。 ……覚悟しといてよ?優樹? あと………… 「今日も木星に人影なしっ!……な~んてね♪」 そろそろ針千本飲ませるぞ~?
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