彼視点のその過去

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・ ・ ・ 「……美咲ちゃん?大丈夫?」 「……えっ?なにが?」 「あーっ……あれだ……その……」 「お父さん?」 「…………ん」 「それならもう大丈夫!心配しないで!」 「………ん。了解。 ……まぁなんだこれから気晴らしに遊ぶ?」 「あっ、ごめん! 今日は優樹と約束があるの!」 「……いや、ならいい」 「ゴメンね?」 「……ん」 「……3人で遊べばいいだろうが」 ・ ・ ・ 「おはよー!」 「ういーす」 「おはよー2人とも」 「あっ、美咲ちゃんあのさ……」 「ねぇねぇ優樹?名前出てこないけど昨日の8時からやってた番組見た?」 「うーん……8時にテレビは……」 「……………」 ・ ・ ・ 「……ん。これ借りてた本。面白かった」 「あっ!そうそう!」 ≪パシィッ!≫ 「優樹この本読んでみてよ!」 「え~っ、面白いの~?」 「面白いって!ねぇ?真琴?」 「…………………」 「……真琴?」 「……あぁ。面白いよ」 「ほらね?」 「へ~っ、じゃあ……」 「…………………」 ・ ・ ・
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