000

10/15
前へ
/15ページ
次へ
 華林は、○○がいた部屋に向かい歩きます。  その後ろには、先ほど拾ってきた恋と詠がいました。恋はいつも通り無表情で、詠は先ほど故にさんざからかわれていたせいか、顔が茹で蛸の様に真っ赤になっていました。  華林は、後ろにいる詠の様子を見て少し、ため息をつきました。  それから、少しだけ歩き、一番最初に出会った人物である。風が壁にもたれるように三角座りで待っているのが見えました。 「ごめんなさい。待たせたわね」  華林は、風に近づき謝罪します。それに対して風は華林の方を見て言いました。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加