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「いえいえー、全然待ってないですよー」 「おいおい、こんなに待たせるなんて聞いてねぇぜ。嬢ちゃんよぉ」 「これこれホウケイ、華林様に向かって何て口の聞き方を」  風は、頭の上に乗っかっている人形に向かい注意します。 「悪かったわね。待たせて、さぁ行きましょう」  華林は、風が待たされていたことに不満を持っていることを知りました。普段であれば、ここから更に会話が広がるのですが、早くしないと、大和の帝さんが早まってしまうかも知れない為、先を急ぐことにしました。
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