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まずはチームを作るには監督と選手が必要だ。まず異変解決を生業とする博麗 霊夢、言い出しっぺの東風谷 早苗、残りの中でマトモにできそうな永遠亭の薬師の八意 永琳が監督となった。
また、人里の球場は幻想郷スタジアムと呼ぶことにし、各チームの監督の住居近くに練習用スタンドを作った。
博麗神社の近く、妖怪の山の麓、竹林のそれぞれの空き地に三つ。
それから、選手集め。
博麗神社はチラシを配る。永遠亭と守矢神社は歩き回る。
数日して、白玉楼と八雲一家は永遠亭に。命蓮寺は守矢神社についたのだが、博麗神社は魔理沙と萃香、三月精しか居なかった。しかも萃香以外、投手希望。
「何でよ!」
霊夢はチラシを部屋にバラまいた。魔理沙は笑いながらそのチラシを拾う。
「ビラなんかで楽しようなんてするからだ。こんなビラでくるなんて余程の物好き…」
「あの…入団希望なんですけど…」
魔理沙はハッとして、外を見た。嬉しそうにしている大妖精。彼女に連れられて来ていたのはチルノと宵闇の妖怪のルーミアだった。
「物好きが来たわよ?」
「…だぜ」
魔理沙は溜め息混じりに大妖精に話しかける。
「お前ら…なんでわざわざ…。特に大妖精はまともだと思ってたんだ」
「へ?」
大妖精は小首を傾げる。
「チラシが飛んできたので来たんですけど…」
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