__デート。

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今日は待ちに待ったたっくんとデートっ! 綾に手伝ってもらいながらも頑張ってお洒落したし、たっくん可愛いって言ってくれるかな// ―――ピロピローン たっくんかな?とか思いながらうきうきで携帯を開いた。 「あれ?電話だ。誰だろう…」 『もしもしぃ!結奈ちゃん?僕です!昨日会ったでしょ?』 「ぁ、えっと…中学生の…涼磨くん?」 『そうそう!ぅわあー覚えてくれてたなんて光栄だなあー』 「あの、何か用ですか?私これから…」 『デートでしょ?』 「…え??」 『だからぁ、これから彼氏とデートなんでしょー?』 「…そ、そうだけど何で知ってるの?」 『そりゃあーそんな可愛い格好で、うきうきで待ち合わせスポットに立ってるの見れば、誰だってデートだって思うでしょ』 「どこかで…みてた?」 『んー…さぁねー。ぁ、彼氏さん来たみたいだし終わらなきゃだねえ。また電話するねぇ!ばぃばあい』 電話が切れたと同時に目の前に人が現れた。 「結奈っ!おまたせー」 「た、たっくん!?」 「…ん?どうかした?」 「いや、何にもないよ、うん。急に現れたからびっくりしただけ。」 へへっと笑ってごまかした。 …やっぱりアドレスなんか教えなきゃよかったかな。
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