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「ねぇねぇーコンビニよって帰ろーよ!」
「断ってもどうせいくんでしょー」
私も仕方なく綾についていってコンビニへ入った。
毎日通っているコンビニだからいつもの見慣れた顔ばかりだ。
「もおーっ結奈遅いよっ」
「綾が早すぎるんだってばー」
いつものように他愛のない会話をしながらお菓子を見てると、なんだか見られているような気がした。
ふと、顔を上げると見慣れない男の子がいた。
――わあ…かっこいい男の子だなあ――
ほんとに見惚れてしまうほどの美形だった。
とりあえず目が合ってしまったので笑顔で会釈をして綾の元へ。
「綾ー、何買うのー?」
「お腹すいたしとりあえずポテチかなー。結奈は?」
「私は迷い中ー。」
と言ってうろうろしてると、何度もイケメンの男の子とすれ違った。
その度に会釈を繰り返した。
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