1章

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「奈々ー!」 私の名前は柏木奈々(かしわぎ なな) ごく普通の女子高校生。 容姿も普通、学力も普通、性格も普通。 みんなと同じように彼氏だっていた。 過去形だけど。 「あっ、沙紀どしたの?」 幼なじみの沙紀。 容姿はちょっとギャル風だけど、性格はいい。 私とはつり合わないほど輝いてる人物。 「どしたの?じゃないでしょ!彼氏と別れたってほんと?!」 (もうバレちゃったか…相変わらず沙紀の情報網はすごい。) 「ほんとだよ~なんでそんなに驚いてるのさ…」 「だって、あんなに仲よかったじゃん!ラブラブだったし…」 「そんなことないよ…あいつには私じゃ合わなかったみたい。」 (おまえへの気持ちがわからなくなった。だけで別れるなんてね…) 「そっかぁ…まぁ、奈々はかわいいから次があるよ!」 「かわいくないけどね…沙紀には敵わないよ。」 私はいつでもネガティブ思考。 沙紀のポジティブ思考をいつもうらやましいと思ってる。 「も~またそんなこと言ってる!もっと自分に自信持ちなよ!」 「沙紀は自分に自信持ちすぎなんだよ~まぁ、頑張ってみるけどね…」 「そんなことないよ!なんかあったら相談してね♪」 沙紀は安心させてくれるような笑顔で私に話してくれる。 「わかった♪頑張るね!」 私も負けない笑顔で答えたつもり。 「よし!じゃあまた明日ね~」 沙紀は風のように走り去っていった。 '
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