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そして一行は紅魔館の前へ。
神夜、魔理沙、アリスの三人はある人物と対面していた。
紅魔の館の門番、紅美鈴だ。
「またアナタですか」
と、言ったのは美鈴。
いつも不法侵入を企てる魔理沙に放った言葉だった。
「今日は招待されて来たんだぜ?」
「お茶会にね」
美鈴に魔理沙とアリスがそう言うと美鈴は顔をしかめた。
大方お茶会の主催者から話を聞いていないのだろう。
「ちょっと聞いてきます、入らないでくださいね」
そう言って振り返った美鈴の視線の先に、人影が一つ。
メイド服を着た十代半ば位の銀髪の女性が、いつの間にやら美鈴の目の前に佇んでいた。
「今日は良いわ美鈴、パチュリー様から聞いていたから」
「咲夜さんがそう言うなら」
二、三、言葉を交わして咲夜と呼ばれた女性は美鈴の後ろに立つ三人に視線を向ける。
「一人多いみたいだけど、まあ良わ、あまり騒がないようにね、お嬢様は寝てるから」
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