紅魔の館†魔女達のお茶会†

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紅魔館のメイド長、十六夜咲夜に先導され一行は館内の廊下を歩いていた。 外観からは想像がつかない程に中は広い、もはや館と言うよりは城と形容しても良いのではないだろうか。 黒猫、神無は、まだ神夜の頭の上。 そんな神無が、ある廊下と廊下の合流地点で、何かを感じたか、耳をピクピクと動かした。 「どうかしたか?」 神無の様子に気付き、声を掛ける神夜。 そんな時だったT字の合流地点、神夜達の進行方向から見て、左手の廊下から足音が聞こえてきた。 見れば小さな女の子が1人、こちらに歩いて向かって来る。 「妹様、どうされました?」 その少女に近づき、咲夜が声を掛けた。 目を擦りながら歩いているあたり、この少女寝起きなようだ。 「咲夜ぁ、おなかへったあ」 「直ぐに何かお持ちします、部屋でお待ち下さい」
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