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地面を片足で蹴り、両足を板に乗せる。
すると、神夜を乗せたまま板は前へ、そして上へと上昇を始めた。
神夜の空を飛ぶ様は、飛ぶと言うにはあまりにもかけ離れて見えた。
宙に浮いて進むのだからまあ飛んでいる訳だが。
まるで波に乗ったサーファーか、スキー場でスノーボードを楽しむように。
言うなれば、神夜は風に乗っているように見えた。
眼下に森を覗き、向かうのは霧の湖。吸血鬼の住む紅魔館。
森に住む精霊使いの少年。
霧谷神夜。
これから紡ぎます物語。
彼が平穏無事で過ごせる事を願います。
「なんか良い本あったら借りよ」
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