入学式
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「ごめん」 無愛想に私を見下ろす 男の子。 「い…いえ。」 私は慌てて言葉を返した。 同じ年かな… さらさらな黒髪。 整った顔立ち。 綺麗… 「何?」 見とれていた私は はっとした。 「あっ…ごめんなさい」 その時、 彼の右手が私の髪に 触れた。 「桜…ついてる。」 ドキ… そう言ってどこかに行ってしまった。 「なんか…胸がドキドキする。」
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