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転校生
私は学校へ急いだ。
｢チャイム鳴ってるよぉ!｣
ｶﾞﾗｯ
勢いよく教室の
ドアを開けた。
皆はいっせいに私に注目した。
ｶｧｧ…
私の顔は真っ赤だ。
｢…お…おはようございます…｣
下を向いて言った。
すると、菜緒ちゃんと美咲ちゃんは
｢おはよう!｣
と言ってくれた。
私は席について、
準備をした。
先生が入ってきた。
｢皆おはよう!｣
少しぽっちゃりした先生だ。
｢今日からこのクラスの担任になる、村上庄司です!皆、よろしくなぁ｣
にっこりと笑った先生は、
とっても優しそうだった。
｢さて、いきなりだがこのクラスに転校生がやって来た!紹介するぞ～｣
ｻﾞﾜｻﾞﾜ…
私はどんな子だろうか…
と心まちにしていた。
ｶﾞﾗｯ…
さらさらな黒髪。
綺麗に整った顔立ち。
｢松嶋…君?｣
私は驚いた。
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