落ちて行く私

2/2
前へ
/26ページ
次へ
そんな私の事が 噂になり始めていた ある日 『オバサン 何してるんだよ』 『拓也君?』 それは たっくんの幼なじみの 拓也君だった 『オバサンもう やめなよ まさかと思って来てみたら 何やってるんだよ』 『拓也君 ダメなの オバサンやめられないの』 『じゃ 俺がオバサンを 助けてやるよ』 『えっ?』 拓也君は 私にキスをした 『オバサン 俺 オバサンの事ずっと好きだったんだ だからもう こんな事するなよ』 『アイツには 違ったって 言っとくから』 そういうと拓也君は帰って行った たっくんも この噂を知ってる でも これを止めたら 私のカラダが そう思った時 さっきされた キスが思いだされた 不器用で でも優しくて 温かいキスだった 何時もしている どのキスとも 違っていた
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加