拓也君

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『良かった』 無邪気な笑顔で にっこり笑って 見せた 堪らなくなって 抱きしめてキスをした 目が合うと ゾクッとした 拓也君の目は 男の目だった と言っても いつも見ている オスの目ではない 愛する人を見る男の目だった そして とろけるような柔らかいしたを絡めてくる 不器用だけど 真っ直ぐなキス 腰が砕けそうになる 『待って 拓也君 いいの? オバサンで こんな女だよ いいの? 私で』 私は 抱き合いながら キスの 合間に拓也君に言った 『オバサンいや さゆみ 俺は さゆみが好きなんだよ さゆみがいいんだよ』 『わかったわ 拓也 さゆみも好きよ』 私達は 愛し合った 唇を重ね 舌を絡め お互いを受け入れ合った 今まで 公園でしていたものとは 全く違う とろけるような快感が何度も何度も 襲って来てたまらなかった 私は 満たされていた 拓也の愛のあるセックスで 満たされたのだ 『さゆみ 俺が守から』 拓也はそう言って帰って行った
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