0人が本棚に入れています
本棚に追加
陽炎と共に消える赤き光を
彼らの一日を
明日につなげる
架け橋にならん事を
願わくば
橋を渡りきるまで
その人肌等しく
我ら愚かなる民を救いたまえ
種の神は原人かはたまたネズミか
火を吸い水を吐く私は
無からは生まれえない体を持ち
有り余る数を得て
ひとつも有無できない程に痛みに明け暮れて
過去過去行けばみな空気なのに
種はおっしゃった私を吸い私を食し私と共に生きなさいと
そして種はこうもおっしゃったスマホは使いづらいと
荒れ野に咲く白き花束
今は無きその骸達に
一人の男は命じる
戦いは終わっていない
生きた証など捨てよ
また自身と共に
南風をまといたまえ
草が南風に揺れ
騎士達が若者に力を与えた
その若者名は葬儀屋A
物語を進めると中盤の町で出てくるNPCである
セリフは「やあ…ここは葬儀屋だよ」の一言だけである
会社に勤めて40年
今日は大切な日だ
社長室へ向かい扉を叩く
このビルも高くなったものだ
この景色も今日で見納めになるのは少し残念な思いもある
創業当初から慣れ親しんだ社長に別れを告げて一人家に向かう終電以外の電車に乗るのは久しぶりだ
家に帰って妻と息子が定年退職祝いとしてケーキを用意してくれていた
ビールでさえもたれる胃には辛い食事だったが嬉しかった
風呂に入り床に就く私はどうなってしまうのだろうか
夢の中で裸足で草原にたたずみ何か言っている
風が気持ちいい
おいっ
おいっ
なんだ騒がしい
起きろよっ
なにか…あったのか?
ここは何屋なんだ?
はぁここは…
やぁ…ここは葬儀屋だよ
最初のコメントを投稿しよう!