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艦橋へと戻った野澤は窓から自身の艦隊を見渡していた。
野澤「今回アイツはでてくると思うか?」
と、隣にいる細見忠一参謀長に聞いた。
細見「中国がロシアから買った空母、ワリャーグですか」
野澤「そうだ。あの艦に搭載できる機体数には限りがあるが、脅威には十分になりえるからな」
細見「まだでてはこないでしょう。搭載用の機体も揃ってはおりませんし、訓練も完全ではないと聞いています。また空母2隻に空母1隻では差がありすぎるので出てはこないかと」
野澤「そうか。なら対空兵器に気をつければいいだけだな」
細見「そうですね…」
と、沈みゆく夕日を見ながら言った。
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