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そして数時間後、浅田一正少佐が率いるブルーウィング隊を先陣とする攻撃部隊が出撃した。
管制塔「ブルーウィング隊、発艦を許可する」
浅田「了解。ブルーウィング1、出撃する」
次々と発艦するブルーウィング隊と攻撃部隊。
浅田「編隊飛行を組め」
と指示をだすと、一糸乱れぬ動きで約20機の航空機が編隊を組み、中国艦隊へと飛んでいく。
駒田「へへ、隊長、ようやく中国に攻撃できますね」
浅田「私語を慎めブルーウィング2。それと隊長と呼ぶな」
駒田「りょーかい」
と気のないような返事をするのはブルーウィング隊の2番機の駒田弘幸大尉。鬼の2番機といわれ、戦闘になると容赦しない男だ。
浅田「ったく…」
と浅田は言うが、昔からの付き合いでやるときはちゃんとやる男だと知っているのでとやかく言わない。
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