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「コーヒーのお代わりをお願いします。アメリカンで」
「はい。解りました」
私がランチの皿を持って戻ろうとすると、立板さんが呼び止めた。
「紹介しときます。今度うちに入った脇田君です」
「あっ……脇田です。宜しくお願いします」
彼は半身を捻りながら頭を下げた。
「あ、はい。宜しくお願いします」
仕方なく、私も義理で挨拶を返した。
「可愛い人だろ? ユキちゃんて言うんだ。脇田は、お代わりはいいのか?」
立板さんが促すと脇田君は思い出したように告げた。
「あ、僕もお願いします」
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