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よくなるまで私の背中を擦ってくれていたのは体育祭に見た彼だった
私がした質問に対して答えはまだかえってこない
「違いましたか?」
不安になって聞くと、彼はにこっと笑った
「違うんだ。ただ、覚えてくれてたのが嬉しくて」
「やっぱりそうだったんですね。」
彼に会えて嬉しかった
「…名前は?」
「桜木夏希(サクラギナツキ)です。あなたは?」
「七瀬冬馬(ナナセトウマ)。…あのさ」
「はい」
「学校どうする?」
七瀬くんは苦笑いをしながら聞いた
学校のこと忘れてた…
久しぶりに行くつもりだったのに
でも七瀬くんとせかっく出会えたから喋っていたい…
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