出会い

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―― ――― 玄関の扉を開けるとお母さんが迎えてくれた 「ただいま」 「お帰りなさい。体調悪くなっちゃった?」 「軽い過呼吸になっちゃって」 お母さんは心配そうな顔をした そんな顔しないでよ… そう思いながら、これ以上お母さんに心配かけたくなくて笑って見せた 「大丈夫だよ。少し寝るね」 「何か欲しいものある?」 私が階段を上っている途中で言われたから足を止める 「大丈夫」 後ろを向いたまま答えた 私の部屋は2階 階段を上ってすぐの所にあるの ドアを開けて部屋に入った途端に涙が出てきた 七瀬くんは私の憧れだった 見た目は少しがらが悪そうだけど 体育祭の時、走ってる姿がかっこよくて ずっと気になってた そんな七瀬くんと 付き合えるっていうのに…
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