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何時もより早く起きた
夏希に会いたくて
学校に向かうのと逆方向に夏希の家がある
早く支度を済ませて夏希の家へ急いだ
家に着いた俺は走ってきたのがばれないように息を整えて
服装をただしてからチャイムを鳴らした
「はい」
誰かの声がして扉が開いた
「どちら様ですか?」
出てきたのは俺よりもでかい厳つい顔をした男だった
「夏希さんを迎えに来ましたっ!」
すると男は急に顔色を変えて俺を睨み付ける
「ママー。包丁持ってきてー」
「え!?」
冗談っぽくない声色に思わず一歩後ろへ足を引いた
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