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「…悪くはねぇけど。あの子、人気あるんだぞ?」
「かわいいもんな…」
春樹は俺の肩を叩いた
「なにのろけてんだよ。…確かにかわいいけど。でも病気なんだろ?」
「心臓が悪くて激しい運動が出来ないし、喘息と過呼吸だって」
「そんなこと言ったら男と女の営みができねぇじゃねぇか」
「…なにいってんだよ」
そういえばそうだ
でもそんなの関係ない
俺はただ純粋な付き合いがしたいだけ
ただ話しがしたいだけ…だと思う
「冬馬さ、責任とれるの?もしその子がお前のせいで何かあったら」
「とれる。とってみせるよ」
じっと見て言うと春樹は笑った
「青春だな」
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