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放課後
夏希のクラスに行った
するとなんかギャルみたいな奴が睨みながら近寄ってきた
「おい七瀬!」
「なんだよ」
「夏希になんかあったら責任取れんのか?」
春樹と似たような事を聞かれた
夏希が病気だからか?
他の人と同じ事か出来ないから?
ダチなら気にする事だろう
でも夏希には普通に接したい
気を使うのは当たり前
けど病気だからってそんなに特別扱いするのも夏希は望んでないと思う
「…とれる。」
夏希を守りたい
するとギャルはニカッと笑って俺の肩を叩いた
「しっかりまもってくれよっ」
なんだこいつ…
すると夏希が教室から出てきた
「ごめんね、遅くなって」
自分よりも背の高い俺を夏希は少し上を向いて言った
「待ってねぇよ」
そんな夏希の頭を軽く撫でた
細くてサラサラしていて綺麗な髪だった
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