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すると急に夏希が激しい咳をしはじめた
喘息だ
「夏希っ」
俺と親父さんは急いで駆け寄った
「大丈夫か!?」
「薬は?」
親父さんの質問に対して夏希は首を振った
「家か…」
気がついたら体が動いてた
咳をし続ける夏希を抱えて夏希の家に向かって走ってた
「ちょっと待てよっ!」
親父さんがついてきた
「薬、家にあるんだろ?なら、早く家にいかなきゃダメだろ」
親父さんは少し笑った様に見えた
家に着くと親父さんが玄関の扉を開けてくれた
「2階に上がってすぐの部屋だ」
言われた通り2階に上がってすぐの部屋に入った
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