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まだ咳をしている夏希をベッドに寝かせた
苦しそうだ
目から流れている涙を拭ってやる事しかできなかった
すると親父さんが部屋に来た
「下で待ってろ」
夏希の上半身を起こしながら言った
「はい」
下に行くとお袋さんが少し心配そうな顔をしていた
「…あなたは?」
「夏希さんとお付き合いさせていただいてます」
するとお袋さんはにこっと笑った
「あの子も女の子ね。でもお父さんは簡単には許さないと思うな」
「でしょうね」
すると親父さんが降りてきた
「夏希は大丈夫?」
お袋さんが親父さんに尋ねた
「…落ち着いたよ」
「よかった」
「…お前ちょっと来い」
親父さんは俺をリビングに手招き
言われた通りに俺はリビングに行った
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