352人が本棚に入れています
本棚に追加
/103ページ
――
―――
お薬のおかげてだいぶ落ち着いた
喘息の時に飲む薬を入れてあるペンダントを今日は家に忘れていた
でも、七瀬くんが家まで連れてきてくれたおかげで助かった
お礼を言わなきゃ…
ベッドから降り、階段のところまで来たらお父さんと七瀬くんの声が聞こえた
何を言っているかは分かんないけど、たぶん私たちの事
お父さんはたぶん簡単には許してくれないって思う
でも私が話しに加わっても何も言えない
少し後ろめたいけど私はまたベッドに寝転んだ
…まだ2日目なのにいろんな事があったな
2日目だけど七瀬くんの事が好きになってた
すると部屋のドアが叩かれた
「…入っていいかな?」
七瀬くんだった
私はベッドから降りてドアを開けた
「どうぞ」
最初のコメントを投稿しよう!