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「大丈夫?」
「うん。家まで運んでくれてありがとう。重かったでしょ?」
七瀬くんは微笑みながら首を横に振った
「軽かった。」
「ありがとう。…お父さんは何て言ったの?」
「さっきの判断はよかったってさ。でも許さないって言われた」
思ってた通り
「そっか」
すると七瀬くんは私の頭に手を置いた
「まぁ、お互いのこともまだ知らないし、ゆっくりお互いを解り合いながら認めてもらおう」
「うんっ!」
七瀬くんの言葉が嬉しかった
「いつまで家に居るんだよ!早く帰れっ!!」
下の階からお父さんの大きな声が聞こえてきた
「なんかごめんね」
「いいよ。じゃ帰るね。また明日来るから」
七瀬くんは私の頭を軽く撫でて帰っていった
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