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俺たちは帰るため電車に乗った
話すこともなくただ外を見ていると
白いものが降ってきた
雪だ…
「…ホワイトクリスマスだね」
夏希が呟いた
「ほんとだな」
手を握ると夏希は少しにぎり返してくれた
夏希の小さな手をずっと握っていたいと思った
初めての夏希とデート
初めて一緒に過したクリスマス
そして俺たちの記念日
こんな日がずっと続くと思ってた高1の冬…
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