別れ

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七瀬くんが頭を撫でてくれるとすごく落ち着く この七瀬くんの手が大好き 「…七瀬くん」 「ん?」 「…なんでもない」 「なんだよ」 七瀬くんは笑った ただ七瀬くんの声が聞きたかっただけ だって1年なんてあっという間 今したいことをしなきゃ 後悔するような人生は誰だって送りたくないものでしょ? 「夏希」 「なに?」 「…病気が治るかもしれねぇけど、後悔しないように2人でたくさん思い出つくろう」 「うん」 その言葉がすごく嬉しかった
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