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公園に行くと夏希はブランコに乗っていた
「呼び出してごめんね。でも、七瀬くんの家知らなくて」
「なんかあったの?」
「家出、しちゃった」
夏希は平然と笑って言った
「どうして」
「…言えない。ごめんね」
夏希はうつ向いた
さすがに無理矢理聞くことも出来そうになかった
「…俺の家来る?」
こんな暗いところにずっといるわけにもいかない
無言で頷いた夏希の手をとって家に向かった
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