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それから季節は過ぎ冬がきた
今年の冬はいつもより寒く、いつもより早く雪が降り始めている
学校に向かうため雪の中を歩いていると
壁に手をついて苦しそうに胸を押さえている奴がいた
よくみるとうちの学校の女子の制服だった
もう立っていられなくなったのか、その場にしゃがみこんだ
流石にヤバい
駆け寄ってみると凄い過呼吸だった
「ちょっと!あんた、大丈夫か!?」
彼女は顔をゆっくり上げた
その顔を見て、俺は言葉が出なかった
なぜなら目の前で苦しそうにしているが俺がずっと会いたかった彼女だったから
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