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春樹がいなくなってからたわいない話をした
夏希としゃべっている時間は楽しくて時間が経つのがすごく早い気がする
すると急に夏希が咳をしはじめた
「先生呼ぶ!?」
夏希は首を振ったが口を抑えていた手を離すとそこには血がついていた
「先生呼んでくるから!」
俺は急いで先生を呼びに行った
処置をしおえると夏希は眠っていた
近くの椅子に座って夏希をただただ見つめた
そういえば出会ったときより痩せてきた
そんな夏希の頬に触れると少し笑ったように見えた
「…夏希、俺がなにかできることあんのかな?このまま夏希の痩せてく姿なんて見たくねぇよ…」
できること…
思いつかねぇよ
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