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信じたくない
夏希が死んだなんて
…俺の誕生日に
静まり返った部屋にはお袋さんの泣き声と心臓が動いてない事を知らせる機械音だけが響きわっていた
夏希は幸せそうに笑ってる
それが俺にとっての唯一の救いだった
まるでその笑顔は俺達を安心させるためかのように思えた
だから泣くのは泣いちゃいけない
俺は今にも溢れてきそうな涙を堪えた
夏希
俺、幸せだった
短い間だったけどありがとう
大好きだったよ
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